完全に暗くなったその瞬間。


重い扉が開き、一筋の光りが通った。


そして、靴音が近づいてくる。

タンタンタン…


規則正しい靴音は私のすぐそばで止まった。

なぜか止まったままの靴音。

私は不思議に思って思わず顔をあげた。



そこには一人の男が立っていた。

まっすぐ私を見下ろして。




photo by Studio-Aoi Kotodama-
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